装備・仕様
三ツ和自動車正規輸入車、5速マニュアル、左ハンドル
車両説明
1993年式、カレラRSをご紹介いたします。
ポルシェの「RS」とはドイツ語のレン・シュポルト、レーシング・スポーツを意味します。単なる呼称ではなく、ポルシェの場合それは実際にレーシング・カーのベース車両を指す名称です。
市販車としてRSの名が付けられた最初のモデルは1973年式911カレラRS、通称“ナナサンカレラ”呼ばれるいまや伝説的なモデルです。その目的は当時のグループ4ホモロゲーション取得のために500台が最初に製造されたのが始まりです。
そして1983年にはグループBラリーカーのベース車となる911SC/RSが登場。更にまた10年の歳月を経て1992年にはタイプ964に久々の911カレラRSが登場しました。これは当時始まったワンメイク・レース、ポルシェ カレラカップ用マシンのベース車として市販されました。
1989年にデビューした964型は、それまでの930型に対し、外観上はバンパーが変わったくらいの違いにしか見えませんが、実際にはその大半が新設計となりフルモデルチェンジと言っても差し支えない内容でした。たとえば、永年の課題であった高速安定性を確保するために4WD化を実現して、それに呼応してモノコックボディ全体を新設計するなど、大規模な改革が行われました。
ボディタイプは当初よりクーペ、タルガ、カブリオレの3種が設定され、それまでの911スタイリングを引き続き採用しましたが、空力的には大幅に改良が加えられており(Cd値0.32)、そのうえ、電動格納式のリアスポイラーまで採用して能力を進化させています。サスペンション関係も大きく変更され、フロントをマクファーソンストラット+コイルスプリング、リアをセミトレーリングアーム+コイルスプリングへとサスペンション形式も変わりました。
当、カレラRSにおいては、カレラ2のボディを更に補強した上で、後席、エアコン、セントラルロッキングシステム、パワーステアリング、オーディオを省略し、トリム、シート、エンジンフッド、マグネシウム合金製ホイール、フライホイールなどが軽量品に交換されて120kgに及ぶ軽量化を果たし、エンジンは260馬力/6,100rpm、32kgm/5,000rpmを発生しています。
カレラ2と比較して40mm下げられた車高、わずか10馬力のパワーアップと聞くと、それほどの差異は感じられないかもしれませんが、その車重はカレラ2の1350kgに対して、964RSは1230kg(ベーシックバージョン)と、120kgも軽量化されています。その分、もちろん快適装備は省かれアルミ素材が多用され、通常よりも薄いガラスが車体の一部に採用され、さらにより軽量なマグネシウムホイールが標準装備されています。
当車両は、新車から日本国内にあり、複数オーナーを経ていますが走行距離も少なく、オリジナルコンデションを維持している大変貴重な車両です。
ぜひ一度、現車をご覧頂きたい1台です。