装備・仕様
左ハンドル、5速マニュアル、北米仕様、
車両説明
新たに入庫しました、ポルシェ911Eクーペを御案内いたします。
2011年に弊社がアメリカ・カルフォルニアより輸入した車両で、ロングホイールベース化され、排気量は2.0Lですがメカニカルインジェクションを採用、ボデイー各部やインテリアなど変更を受けたBシリーズと呼ばれるタイプです。
日本に到着してから、ヘッドライトやマーカー類などの外装パーツの交換、エンジンの再調整とメンテナンス、走行テストなど、様々な作業を行い、以後15年間快調に維持されて来た車両です。
エンジンは、この69年式から採用された、BOSCHメカニカルインジェクションを装備されて排気量2.0L/140馬力で、現在でも絶好調と言える状態に維持されています。
数値だけ見ると非力に思えるかも知れませんが、車重に対して必要にして充分すぎるパワー、さらには排気ガス規制が厳しくなる以前のナチュラルなパワーフィーリングを持ち、想像以上にシャープに回るエンジンです。
走り出せば、低速から意外なほどパンチがあり、3500回転以上になると空冷エンジン特有の素晴らしい吸排気音を響かせ、ナロー911としての魅力を存分に楽しめるパワーユニットです。
組み合わされるミッションは、勿論、ポルシェシンクロを備えた901/07型5速、タッチも確実で、気持ち良いシフトが可能です。
内装は御覧の通り、文句なしの素晴らしいコンディション。ブラックの合皮で痛みも少なく、今でもこのまま充分お乗り頂ける状態です。オプションの革巻きステアリング、3点式シートベルトも装備。明るいソリッドのボディカラーは、サンドベージュと呼ばれるオリジナルカラー。まだ60年代の雰囲気を色濃く残す魅力的なボデイー色と言え、このクルマの魅力をより一層際立てています。
フロントフードやドアパネルなど、外装についても交換歴は無く、オリジナル。1度リぺイントされていると思われますが、ボディは大変良好な状態です。ナロー911全般に少なからず見られるフロアの痛みやバッテリーベースの腐食も無く、もちろん大きなダメージを受けた形跡もありません。ドアや前後フードのギャップも自然で、全体的に好ましい印象です。
当然、ボディ全体の剛性感は失われておらず、素直で軽快なハンドリングを維持しており、ブレーキのタッチと効きも充分。市街地走行から高速道路まで、現代の路上に於いてもストレス無く、普段使いが充分可能です。
確かに高性能を持つ911Sにはピークパワーでは劣りますが、低速トルクはこちらの911Eの方が上回っているので、160Kmまでの加速ならむしろ911Sを上回るほどです。
ナロ-ポルシェ2L時代の最後を飾る69年式のBシリーズから、ホイールベースが変更になりタイヤサイズの変更に合わせてフェンダーに若干のフレアーが追加され、メーター類や空調などインテリアも数多くの変更を受けてより一層、使い易いポルシェに進化していますが、デビュー当時の2Lエンジンの持つシャープな感覚とレーシングエンジンを彷彿とさせるメカノイズや排気音など、初期型のタッチも色濃く残されています。
残り少ない良好なナロー911クーペ、是非ご覧頂きたい1台です。