装備・仕様
レストアコンデション、左ハンドル、タンレザー、4速マニュアル、フルレストレーション
車両説明
1956年式、トライアンフTR-3が入庫致しました。
第二次大戦後、欧州に駐屯していたアメリカ軍兵士の間で小型スポーツカーの人気がにわかに高まり、その需要を受けて、ヨーロッパの各メーカーが競って小排気量のスポーツカーを開発しました。
英国のトライアンフもその一翼を担い、当初TR1と呼ばれるプロトタイプを開発しました。これをさらに民生用としてより扱いやすくしてデビューしたのがTR2と呼ばれるモデルです。
しかしながら、このTR2はオーバーヒートの問題や、米国内での使用に耐えるにはブレーキ、足回り等をさらに高性能化したモデルの開発に迫られます。そこで登場したのが、今回ご案内するTR3と呼ばれるモデルです。
エンジンはスタンダード社製の水冷4気筒・OHV、1991?、95馬力を搭載。最高速度は175キロ、とまずまず性能を有しています。サスペンションはフロントが独立したダブルウイッシュボーン、リヤがリヤアクスル方式に改められ、前モデルのTR2と比較して更にロードホールデイングが優れたモデルへと進化しました。また、ブレーキも当モデルからフロントがガーリング社製の油圧式ディスクブレーキを装備しており、当時の英国の小型スポーツカーとしては第一級の性能を持っています。
その特徴のあるボデイーは、深く切り込まれたドアや独立して盛り上がる前後フェンダー、独特な突出したヘッドライトなど、大変個性的なスタイルが大きな人気を博し、アメリカをはじめ、世界中のスポーツカーファンにより支持されて行きました。シンプルな構造に整備性に優れエンジン、タフなシャシーなどアマチュアレベルのマニアでも充分メンテナンスが可能なクルマで、モータースポーツなどにも数多く使われていました。
当車両は、2022年に国内初登録された個体ですが、ご覧の通り、ボデイー、エンジン、足回りはすべてフレームオフしてレストレーションされています。インテリア等も一通り手が入っており、これ以上無いというほど素晴らしいコンデションです。そのままの状態ですぐにでもドライブやイヴェントに使える状態といえます。ここまで徹底的に手が入っているTR3はまず少ないと思います。
ぜひ一度、実車をご覧頂きたい1台です。