Description

新たに入庫した、メルセデスベンツ560SLをご案内致します。

　1972年に発売開始されたR107型のSLは、その高性能と高品質により世界中で大きな人気を博して瞬く間にベストセラーとなり、高級車としては異例のデビューから18年間という永きに渡り生産されました。通算23万台以上デリバリーされ、メルセデスベンツの乗用車としての長期間の生産記録は現在も破られていません。

　当車両は1989年に生産されたR107型の最終モデル、その中でも最終ロットを当時のディーラーであっウエスタン自動車（ヤナセ）にて特別にオーダーされた限定車です。モデル中、最大排気量を持つ560SLで、OHC/285馬力のV8エンジンを搭載しています。当時、この560SLは日本とアメリカのマーケットのみに設定されたグレードで、ヨーロッパ仕様は500SLのまま最終モデルまで販売されました。実際には排気ガス対策によるパワーダウンを補うために排気量アップを図ったもので、ヨーロッパ仕様の500SLと比較しても動力性能的にはほぼ同等でした。

　もちろん、日本国内で乗り回すにはtちょうど良い小振りなボディーサイズと、トルクフルな走りは十分すぎるほどの性能を持っており、それに見合うブレーキ、ハンドリング性能を備えており、快適性や操作感の高級なタッチは当時の国産車とは一線を画すものでした。

　インテリアは一フルレザーのオーダーで黒のレザー仕様となっています。ダッシュパネルや、内装関係も非常に良いコンディションのままです。勿論、ハードトップも付随します。幌の状態も全く問題なくその役割を果たしてくれると思います。シフトレバーはファイナルエディション専用品が装備されます。

　当車両は、平成元年9月にとして輸入され、勿論ヤナセにて新車として販売されました。塗装はオリジナルのシルバーメタリックで幌は黒。まだ3万キロ台の走行距離が示すように、インテリア、外装の塗装などオリジナルのまま素晴らしい状態を保っています。足回り、エンジン／ミッションも好調その物、トルクフルでスムーズな走りは健在です。

　当車両は新車時からの整備記録が多数残されており、装備されている備品関係も揃っています。ここまで素性の良い560SLは、恐らくもうそうは国内には現存しないかと思われます。

是非この機会に、素晴らしいオリジナルコンデションの560SLを体感してみて下さい。